金 真須美(きん ますみ)
芸術を通じて人権問題を考えてみませんか? 名前金 真須美
ふりがなきん ますみ
肩書きノートルダム女子大学非常勤講師
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紹介
【芸術を通じて人権問題を考えてみませんか?】
「人権」という言葉の響きは、とかく暗く重くなりがちです。加えて「講演会」という名がつくとさらに身構える方が多いのではないでしょうか?私は、人権を「アン・ライツ=ひとつの権利」として理解しています。人が人として、あるがままの存在でいいんだと認められて生きていけること、それが「人権」というものではないかと思っています。これまで、人権問題について、芸術を通して人々の琴線に触れる手法を模索してきました。
その中で、文学作品を音楽を交えながら読み上げ、聴く側の五感にも心地の良い「朗読講演」というスタイルが生まれました。この形式は、講演会だけでなく、学園祭や、地方自治体、また行政からも大きな反響を頂いてきました。
私自身は京都で生まれ育ち、実生活では二人の子供を持つ母親ですが、日本人として一貫教育を受けてきました。私のような、日本人でも韓国人でもない特異な存在を通して、皆様にも何か感じて頂ければ幸いです。
主な経歴
ノートルダム女子大学英文科卒業。
東京の桜会にてシェイクスピア演劇を学ぶ。
藤本義一選で、第4回香大賞エッセイ部門特別賞受賞、
小説『贋ダイヤを弔う』で第32回大阪女性文学賞受賞、
小説『メソッド』で河出書房新社主催第32回文芸新人賞優秀作受賞。
近著に『羅孫の空』、アエラのルポルタージュなどでは「現代の肖像」なども出がける。
2011年、韓国で初の小説本が発行された。
講演活動は人権・教育など幅広い分野にわたる。
ノートルダム女子大学・心斎橋大学大学院コース講師。
出身地
主な講演テーマ
- 『民族のアイデンティティと人権 ―私が見た日系人社会―』
米国の日系人社会をトピックに、そこで生きる人々を取り上げ、在日韓国人問題との共通点などを、エピソードをまじえてお話します。
- ○ 朗読講演
- 『古典名作で語る朗読コンサート』
『人権を考える朗読講演』音楽と語りをコラボして、教育・人権問題などを芸術面から講演する新しいスタイル。とかく重くなりがちなテーマを、詩や小説の朗読、またピアノやギター、バイオリン等を挿入することで、心情的にやわらかく表現します。
<講演内容例A>
●ピアノ独奏 「愛の夢」(リスト)など (構成3分)
●「ありがとう」(川端康成作) (構成10分)
川端少年が、半盲の父を支えたエピソード等をお話しした後、娘が売られていくのを、タクシーの運転手が止めると…言った美しいお話を清らかなピアノで朗読します。
●「ドナウ河のさざ波」 (構成5分)
新聞連載で反響のあった作品をドナウ河のピアノの名曲にのせて朗読します。
●ピアノ独奏 (美しい音色でクラシックを) (構成3分)
●「失った手の先」 (構成25分)
手を失って生きる人々の明るさと強さをピアノ伴奏と共に朗読します。
●「僕は、信じているよ」 (構成3分)
勇気と希望を与える詩を「星に願いをのせて」の曲で朗読します。
<講演内容例B>
●小説「走れメロス」 (構成30分)
太宰治の名作を歯切れの良い口調で、ジャズとピアノを盛り込み朗読します。活字離れのすすむ中高生のみならず、大人も楽しめる朗読コンサートです。
●「お母さん、私どこの国の人と結婚してもいいよね」 (構成20分)
在日二世と三世、三世と四世との心情と葛藤を「詩」という形式でクラシックのオーケストラの「CD」にのせて朗読します。
●「僕は、信じているよ」 (構成3分)
勇気と希望を与える詩を「星に願いをのせて」の曲で朗読します。
<講演内容例C>
●「父のわび状」(向田邦子作) (構成15分)
父と娘のきずな。ユーモアもあります。
●「木の上」(川端康成作) (構成15分)
●「青春とは」(サミュエル・ウルマン作) (構成20分)
万人に向けて励ましを送る作品。名作中の名作の詩で、人々が勇気と元気をもらいます。
<講演内容例D>
●「ブレーメンの物語」 (構成30分)
更年期を迎えたニワトリや、企業に磨滅されたロバなどが励まし合いながら、人生の坂をのぼるお話です。
●「旅」 (構成20分)
<講演内容例E>
●小説「贋ダイヤを弔う」 (構成65分)
大阪女性文芸賞を受賞した作品を、演劇経験のある著者が著作を自ら朗読する中、クラシックピアノが絵の額縁のように随所に入り、音楽の醍醐味も味わえます。
【ストーリー】
主人公の貴子は在日コリアン三世。反日感情の強い父親に、日本人との恋愛を言い出せず、恋愛相手を在日に仕立てて結婚してしまいますが、父の死後、親族を前に意外な事実を明かします。
●「ドナウ河のさざ波」 (構成10分)
新聞連載で反響のあった作品をドナウ河のピアノの名曲にのせて朗読します。
※A~Eまではあくまで講演内容例であり、朗読講演は内容を自由に組み合わせて頂くことが可能です。
(例えば、「走れメロス」と「贋ダイヤを弔う」の組み合わせなども可能)
※朗読講演における音楽の演奏は、「CD」と「ピアノ・バイオリンの生演奏」をお選び頂けます。
講演料金
講演実績
・伊丹アイホール「贋ダイアを弔う」
・神戸「自分史を語る」
・三田市図書館「私にとって演じるということ・書くということ」
・豊中国際文化センター「在日コリアンの文化・料理ショー」
・あけぼのベビーセンター「二人の母として仕事を持っていきる」
・「化石の夏」出版会 朗読者
・宝塚市立中山五月台中学「国際文化センター」
・日韓友情イベント「お母さん、私、どこの国の人と結婚してもいいよね」
・大阪YMCA「ダブルとしての在日韓国人」
・BeSeTo演劇祭 シンポジウム 「中韓日のはざまを生きる」コメンテーター
・国際理解のための市民講座 「ポソンをはいた藤娘」で講演会
・日韓親善協会 「在日三世の両義性」コメンテーター
・アムネステティ日本支部30周年記念「違いと普遍-地球という共同体の中で」イーデスハンソン氏、吉田ルイ子氏と対談
・社団法人国際MRA日本協会 「隣人とともに21世紀を語ろう」
・「アンディフィクソン氏と「身体」を通して民族差別を考える」 コメンテーター
・東京韓国文化院「言の葉コンサート」 ヴァイオリニスト:ジョン・チャヌ氏とのコラボレーション
・人権・同和問題講演会 「違いを認めて共生の道を」朗読コンサート
・明るい人権の町づくり大会「守ろう人権 なくそう差別 ~違いを認めて共生の道を~」記念講演
・日韓をつなぐ文化交流の集い 「お母さん、私、どこの国の人と結婚してもいいよね」
・人権を考えるつどい 記念朗読コンサート
その他、くすのきホール、福井県国際交流会館、三田市立富中学校、清教学園中学校、宇山市民会館、リーガロイヤルホテル、サパレス・サイド・ホテル、いずみホールなど多数。
主な著書
メディア出演
MBSナウ、歩きメデス、豊中ケーブルテレビ ほか
新聞では、読売、、毎日、朝日等にコラムやルポルタージュを連載。
アエラでは、「現代の肖像」で平田オリザ氏等をルポ。
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